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2015年10月01日 [交通事故 徒然]

通勤中の交通事故と労災保険

少し前のお話にはなりますが、
俳優の織田裕二さんがバイクを運転中にタクシーと接触事故を起こし軽傷を負っていたことが報道されています。大事に至らなくてよかったですね。

さて、織田さんの事故が出勤途中であったか定かではありませんが、会社員が通勤中に交通事故にあった場合、労災保険からはどのような補償がなされるのでしょうか?

例えば、出勤途中、徒歩で横断歩道を渡っている最中に車が突っ込んできて負傷。右足骨折により1ヶ月間入院、通院が1年間、後遺障害として偽関節が残ってしまった場合を考えてみます(相手方に怪我はないとします)。

まず、労災保険からは治療費が100%出ます。よって、労災指定病院に入院していれば、1円も自費を払う必要はありません。その後の通院にかかる治療費も同様です。

次に、休業補償です。負傷により働けないのですから、その分の補償が欲しいですよね。

これについては、休業の4日目以降で医師による「療養のために就労できないこと」の証明をもらえる期間については補償が出ます。

休業1日の金額は、ざくっと月間給与総額の30分の1の80%です。
毎月の給与が25万の方であれば、1日休業するごとに約6700円がもらえることになります。

リハビリも終了して症状が落ち着いた時点で後遺障害の請求を行い、偽関節を残す場合は8級ですから、月給25万の方であれば、一時金として約420万円がもらえます。

でも、良く考えると、治療費は100%出してもらっていても、休業分は100%じゃないですよね?

後遺障害も、偽関節が一生残る場合、健康時と比べて歩行は困難になり、体を使う仕事をなさっていた方は以前と同じ業種にはつけず、かつてよりも低収入になってしまう事もあるでしょう。

その場合は、労災からの補償だけでは足りないはずです。

そこで、労災だけでカバーできない損害については、加害者である相手方に損害賠償請求することになります。通常は、相手方が加入している自賠責保険と任意保険から支払いがなされます。

このように、通勤や業務時間中の交通事故については、労災保険と自賠責保険・任意保険が絡みちょっと複雑な手続きになります。

労災の申請手続きは、原則として会社が行います。総務の方に聞いてみましょう。

自賠責や任意保険の手続きは相手方の保険会社が行うのが通常ですが、過失割合の認定がもらえる金額に大きく影響するため、保険会社に任せきりにするのではなく、弁護士等の専門家に相談されることをお勧めします。


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